マフィン一つ食べるために。
1、再生不可能な資源である化石燃料で駆動するトラックで、小麦を大型集中製パン工場に運ぶ
2、工場には無数の機械があって、マフィンの精製、強化、焼き上げ、包装を行うが、能率ははなはだ劣る。
3、工場ては小麦を製粉し、しばしば漂白ふる。
4、こうした過程を経て、真っ白なパンが出来上がるが、小麦の持つ大事な栄養価が失われてしまうので、 ニコチン酸、鉄分、チアミン、リボフラビンを加えて強化する。
5、ついでに、長距離トラック輸送で販売店に運ばれ、何日も、あるいは数週間も店頭に陳列されることを考えて、保存料としてプロピオン酸カルシウムを加え
6、それと同時に生地(こね粉)調整剤として硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸アンモニウム、イースト菌、臭化カリウム、沃化カリウムなどを添加する。
7、こうして、パンを焼き
8、薄手のボール箱に納める
9、この紙箱はまた、客の目を惹きつけるためにデザインされている。
10、さらにマフィンの入った紙箱をビニール袋(石油化学製品)に包み、ビニールの紐(石油化学製品)で閉じる。
13、包装したマフィンをトラックに積み込む。
14、空調が利いて、蛍光灯で照らし出されたトラックは、バックミュージックの流れる食料品店へ横付けされる。
15、客がマフィンを買い、家にとって返すとトースターに入れて焼く。
16、挙句の果てには、紙の箱とビニール袋袋はぽんと捨てられてしまう。 これが固形廃棄物となるので、処理する必要が生じる。
これだけの過程を経てできたものは何かというと、一個あたりわずか130カロリーのマフィンなのである。
以上ジェレミー・リフキン著 エントロピーの法則より引用
そして、そのマフィンを食べて太ることを懸念し、ジムで消費する、と。
このサイクルで営んでいる人は何を生み出しているのでしょうか。
大袈裟な表現はアメリカならではだし、アメリカの話ではあるが、 毎食のご飯はどのような過程で自分の口に入るのかを想像することがより多くの人が豊かになる秘訣だと思う。
広告に踊らされるのではなく、自分で有限な貨幣を意識的に繋げるように使う。 「生き金」「投資」になる。
そして、感謝を感じる。
自分一人で生きているわけじゃなく、 そこにはたくさんの人の力が積み重なって生きていること。 そして、この先の未来は私達が作っていくということ。
私達の子孫が幸せである世界を作るのか?
私達の世代で世界を終わらせるのか?
どちらがいいですか?
極端な話じゃない。
資源、エネルギー問題、食料問題、歴史の倍速的な変化、人口問題、少子高齢化、これからの社会福祉問題
あと10年、20年経って 「知らなかった」 「その時になって考えればいいと思ってた」 「誰か偉い人、頭のいい人がわかりやすく教えてくれなかったのが悪い」
って絶対思わないでください。
そんな他人任せで他人に支配された奴隷の人生送ってていいんですか?
自分だけよければいい、から 自分と家族 自分と家族とその周りのコミュニティ それから世界全体へ
視野を広げていく
何と何かが繋がって今があるのか。
僕らには、学び、自分なりに考え、 そして信念を持ち、 本当の自分らしさを見つけ、 それに則った自由で責任感のある人生を送る。
ことができる。
何故、資本主義が正しく、お金が絶対で 生まれに見合った人生を送らねばならないのか。
「なんでも出来る」なら何がしたいですか?
「できっこない」って思うからやりたいことが見つからない。
「できっこない」は自分が自分に対する自己評価。
では自己評価があがれば「なんでも出来るになる」
自己評価は今まで親、先生、上司、友達に言われ続けた評価、「〜らしいね」を自分らしいと思ってます。
脳の機能として、
人から言われたことと自分で自分に語りかけるセルフトークは同じものです。
それと、脳は主語を認識できません。
なので、 自己嫌悪、自己卑下、愚痴、陰口、悪口 などはすべて自分で自分の自己評価を下げている行為です。
「じゃあどうすればいいですか?」
やめてください。
もしも、失敗したと思ったら「自分らしくなかった」と言ってください。
もし、それを咎められたら「この人の言う事は重要でない」と思ってください。
「自分らしくなかった。次はこうしよう」だけでいいんです。
「ヘコむ」ことがよくない。
すなわち、未来の理想とする自分として生きるということです。
それから自分で自分を褒めてください。
さっきの、
「人から言われたことと自分で自分に語りかけるセルフトークは同じものです。」
自分で自分を褒める 人から褒められる
は同じことです。
これをアファメーションといいます。
よくスポーツコーチが使う言葉です。
最近お客さんで来た大学の水泳選手も知っていました。
話が長くなりましたが、まずは、
「自己評価を上げること」
から自由な人生が想像できる、そして創造できるようになる一歩ということです。
それが当たり前にでき、自由な人生を送り、そして、周りの人にも良い影響を与えられるスタッフに溢れる会社創りをしていこうと思います。
石田吉信
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