バックルームでいわゆる”経営の話”をしている時のこと。
なんとなくの気持ちではあると思うのだけど、スタッフから聞かれる事がある。
「そういう話や、話題ってどうやって勉強しているのですか?」
「そういった内容の話が出来るようになりたいんです!」
「さっき話してた事、凄い興味あるんですけど、」
など。
前提として本当に僕やLondという会社はまだまだ偉そうに語れるもんじゃないんだけどね。
それでも、そういう内容に興味を持ってくれたり、
学びたいっていう姿勢には代表としても応えたいとは思うので記事にしようかと。
本を読んでいるか?と聞くと大概の場合に読んでないと返ってくる。
それならばと
以前スタッフに話した事もあるのだが、
「英語が話せないと分かっている相手に英語で話しかけるのか?」
といった例を挙げて伝えたもの。
英語が完璧に話せなくとも幾つかの単語を知っていれば、その前後の文脈から意思を汲み取って、
分からなかった意味が理解できるようになったりするんじゃないかな?といった内容を。
だから例えば
今後AIが社会においてどーなるのか?
とか、その時のリスクヘッジをどーするのか?
とか、クラウドによってサービスが加速する、
とか、それによってこれからどんなイノベーションが起こりうるのか?
などなど、
まあ、挙げればキリがないのですが、。
そんな問題の答えが明確に無くとも、先ずは何となくの知識を単語だけでも良いから知っておく事、が大事なのです。
そうすれば多少のリアクションが出来、相手もあぁ話をしたいな、と思うものです。
今日もそんな話をしていると
「何をどう勉強すればいいのかが分からないのです」
と、。
うん。絶望的な受験生かよ、、。とかも思いながら笑
そこで言ったのが、
「とにかく、本屋に行ってみろ」
という話。
「それで何か分からなくても一冊買って読んでみろ」
という話。
何を買って良いか分からないなら、とにかく何でも良いから買ってみろ、と。
本屋に行けば、あらゆるカテゴリーが分けられてるからその中から一冊手に取ってみて、
興味を持ちそうなら買う。
そして、家で読む。
しかし、読み進めるうちに「おやおや、、」
これは、やっぱり、興味がもてない、
とか
全然頭に入ってこない、。何てことがきっとある。
それでいい。むしろそれでいい。勿論、買った本がたまたまでも自分にフィットしたり、興味が無くとも読み進める力があるならより良いのだけだね。
そう、兎にも角にも、一冊買ってみて
“こーゆー本はちょっと違うんだよな”
というのがまず分かる訳で、そうやっていくと消去法として、
“何を買って、何を勉強するべきか”
というのが分かってくる。
そうでなくとも
“暇があるなら本屋に行け”
テレビやラジオやネットでも情報を仕入れるには便利ではあるのだけど、
そもそも編集のされた受動的な情報の取り入れ方なにりやすい。
だから、本屋に行け、。
そうすれば何しら学べるぞ、と。
例えば、今日は日本橋の本屋に寄った時に撮った写真をアップしたのだけど、
男性ファッション雑誌の棚である。
それぞれテイストの違うファッション雑誌が並んでいるのだけど、
幾つかの雑誌の表紙には共通点がある。
そう、EXILEのメンバーということ。
そこから
「あ、なるほど、この雑誌のテイスト=読者層にはこのメンバーが響くのか、」
とか、
「このメンバーは、そうか、今度やる映画の出演メンバーだからもしかしたら広告なのか?」
とか、ちょっと話題がキャッチーであるけど、そういったところからでも一つのマーケティングの入り口になる訳です。
もっと興味を湧くならば店員さんに
「この中でどれが一番売れていますか?」とか尋ねてみて、
他の書店でも同様にそれをしてみたら結果が違ったとか、その要因は何なのか、とか。
自主的に学べる要素が転がっているのです。
そういうちょっとした積み重ねや、
本を通じて学んだ少し少しの事がいつしか知識となって自分の知恵として使えるようになるのです。
そもそも本が嫌いという方もいますが、
嫌いだから読まなくて良いのか?
という事も言えると思います。
例えば、
部活をしていた時に毎日毎日、腕立て伏せや腹筋トレーニングを好き好んでする人はあまりいないのではないかなと思います。
それでも勝つという目標は達成したい訳です。
勝つ為にトレーニングに励む訳です。
だから、将来的に今日挙げたような知識や話の内容を自分に身につけたいなら同様に
脳の筋トレをしていかないと育たないよね〜、なんて話。
Lond ロンド 吉田牧人